油谷小ブログ

油谷小学校の子どもたちの成長の足跡を紹介します。

「海の命」ノートより②

6年生の国語ノートより心に残るような意見を紹介します。今回は、次の問題について話し合いました。

≪本文より≫

「ぼくは、漁師になる。おとうといっしょに海に出るんだ。」子どものころから、

太一は Ⓐこう言っていた。 Ⓑこう言ってはばからなかった。

※どちらが合っているか?

 

〇僕は、Ⓑがいいと思います。調べたら、大きな顔をすると書いてあったので、おとうと海に出ることをほこらしく思っている感じが出ていていいなと思ったからです。

※父への尊敬やあこがれの強さを表す点に気付いていていいです。

〇Ⓑがいいと思います。理由は、太一は、夢をむねを張って言っていることが分かるからです。

※3歳かな?5歳かな?そんな太一が夢を言う様子を想像している点がすごいです。

〇僕は、Ⓑの方がいいと思います。わけは、「はばからなかった」はがんこなニュアンスが入り、子どもの感じを出しているのだと思ったからです。それに、絶対に漁師になるんだ!!という決意も感じられるからです。

※がんこ=子どもらしいというとらえが、あなたこそ何歳?と聞き返したくなる見方です。すごい。

〇Ⓑです。理由は、読んでみるからにこの時代は、今よりもずっと昔の時代と思います。だから、昔の時代のことを想像していないなら「はばからなかった」などを使わないと思います。他にも、普通は「与吉じいさん」と使うと思うけど、「与吉じいさ」と言っているので、こういうことを考えると、Ⓑの方が合っていると考えました。

※言葉遣いから時代背景を予想しています。この気づきが元になって、昔は、家のあと取りがとても重要だったという話をすることができました。

子どもたちの意見は、想定外の連続で、楽しくて仕方ありません。