油谷小ブログ

油谷小学校の子どもたちの成長の足跡を紹介します。

こだまでしょうか

お昼の放送で、金子みすゞの詩が紹介されました。今月は、こだまでしょうかです。

「私は、この詩を読んで、自分の言葉には責任をもって伝えたいと思います。」と自分の決意が聞こえてきました。立派な6年生の言葉に感心です。この詩から、「責任」という読み取りにつながるのは、日ごろから本人が、言動への責任を感じているからだと思います。相手を傷つけたり寂しい思いにさせたりする言動には、気を付けたいという意思表示です。しっかりした考え方に感心です。

私もいろいろと考えてみました。独りよがりの読み取りですが、紹介します。

「遊ぼう」→「ばか」→「遊ばない」→「ごめんね」このつながりは、なかよしこよしを表すサイクルではないかな?と私は思いました。人と人は、こうやって近づき、「ばか」なんて言う間柄になって、ちょっと傷つけてしまい、ひどいことも言ってしまうけど、それでも離れたらさみしい。「やっぱり大切なんだ」と思って「ごめん」とあやまる。この経験をだれでもしないと、上手に人と付き合えるようになれないのかな?

人と人ってこだまのように合わせることは大切だけど、距離の近さや関係の深さで感じ方も傷つく度合いも、さらには、本当に通じ合った喜びも違うのではないかな?そんなことを考えました。本当のこだま(共感し合える)の瞬間をたくさんもちたいものですね。

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