子どもたちは、やる気満々の様子で、期待する気持ちは、子どもたちの体をはみ出して、体育館中に広がっていました。
「新しい友達は、どんな友だちかな?」
「新しい先生は、だれかな?」
期待は最高潮です。そんな中、金子みすゞさんの「足ぶみ」という詩を紹介しました。
足ぶみ 金子みすゞ
わらびみたよな雲が出て、
空には春が来ましたよ。
ひとりで青空みていたら、
ひとりで足ぶみしましたよ。
ひとりで足ぶみしていたら、
ひとりで笑えて来ましたよ。
ひとりで笑ってして居たら、
誰かが笑って来ましたよ。
からたち垣根が芽をふいて、
小径にも春が来ましたよ。
金子みすゞさんのまなざしは、子どもの内面をよく表しているとつくづく感心させられます。春が来た嬉しい気持ちを足踏みで表すところがとっても子どもらしいです。今日の子どもたちも、とても嬉しそうだったので、ぴったり合うと思い、この詩を紹介しました。
そして、嬉しい気持ちは、草や木、からたちの垣根にも伝染していくそうです。そうして、笑顔の人が集まってきます。素敵なことだと思います。
今、一番つらい体験をしている国の人たちにも嬉しさや幸せが届いて本当の春がやって来るかもしれません。私たちは、幸せな環境に住んでいます。だからこそ、みんなが笑顔になれるように努力していきましょう。そうして、嬉しさや幸せを広げていきましょう。
すばらしい態度で臨んでいました。いい出会いの式でした。
新しい1年生の子どもたち、かわいかったぁ。
最高です。