油谷小ブログ

油谷小学校の子どもたちの成長の足跡を紹介します。

「海の命」ノートより①

6年生の国語ノートに次のような感想が残されていました。「海の命」というお話を初めて読んだ後、感想を書いてもらった中の言葉です。

〇私が心に残ったのは、太一の生き方です。わけは、クエが海の命だと思い、もりを刺さなかったからです。父と与吉じいさが死んで、「悲しい」ではなく、「海に帰っていった」と表現していて、すごいと思いました。

※太一の生き方と題名をつなげて考えています。素晴らしい視点ですね。

〇僕が心に残ったのは、太一の生き方です。わけは、太一は、瀬の主を殺しませんでした。もしも僕だったら普通に殺していたと思うから、殺さない太一がすごいと思いました。

※もし、自分だったら?と自分に置き換えて考えられているところがいいです。

〇私が心に残ったのは、太一に生き方です。与吉じいさの弟子になっても、なかなか釣り糸をにぎらせてもらえなかったけど、何年もあきらめなかったから、立派な漁師になれたと思います。最後のクエをとらなければ、本当の一人前の漁師にはなれないと泣きそうになりながら思っていたけど、父が言った「海のめぐみだからな」という言葉でクエをとらないですんだから、海のめぐみを大切にすることができたと思います。

※殺さなかったわけにまで考えが及んでいます。学習の先取りです。